「エクセルマクロ達人養成塾」、ブログ担当の大椛です。
エクセルマクロ・VBAを学ぼうと考えている方は、そこそこエクセルを使いこなしている方がほとんどだと思います。
小川塾長と話していて、よく出てくるのが「エクセル関数」のこと。
たとえば、エクセルVBAで、セルA1~A10までの値の合計を計算してセルB1に書き出したい、というとき。
以下のように書くこともできますし。
Sub goukei1() Dim gyo Dim kazu For gyo = 1 To 10 kazu = kazu + Range("A" & gyo).Value Next Range("B1").Value = kazu End Sub
以下のように書くこともできます。
Sub goukei2() Range("B1").Value = "=sum(a1:a10)" End Sub
前者は、マクロの道具だけを使ってやりきるやり方。
後者は、マクロの道具とエクセルの機能をミックスしたやり方ですね。
達人養成塾基礎講座のフォローアップ動画でも、後者の方法を紹介することがあります。
ただし、「もう、前者のようなやり方はさらっとデキるよ!」という人向けです。
マクロの道具だけを使ってやり切れない人向けではありません。
にもかかわらず。
まだ、マクロの知識もおぼつかない状態の受講生の方から、
「累計は使い慣れたSUM関数の方が理解しやすいですね」
とか、
「マクロのプログラムで関数を挿入できるんですって!」
といったコメントが来ることがあるのですが。
そのたびに、「軟弱だ!」と塾長が吠えています。
曰く、
「そんなことでは、今はよそから道具を借りてきて解決できたとしても、もうちょっと複雑で、借りた道具ではどうにもならないような案件が出てきたときに行き詰まるのが関の山。
軟弱な学び方では、軟弱なスキルしか身につかん!」
だそうです。
慣れないうちこそ、極力、少ない道具だけでやりくりするべくがんばるように、とのことです。