エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。
ちょっと忙しくしているので、ピボットテーブルを作成するマクロの続きは今週後半以降に再開したいと思います。
今日は、一昨日~昨日のセミナーで受講生の様子を見ていて感じたことを。
エクセルVBAなら、ぜひともマスターしたいショートカットキー操作のうち、特には、3つだけをあげるとすれば、以下。
[F5]: 「Sub/ユーザーフォームの実行」、「継続」、「マクロの実行」
[F8]: ステップインモードで実行
[F9]: ブレークポイントの設定/解除
ところが、ファンクションキーに割り当てられたショートカットキーを、すぐにマスターできる人と、そうでない人がいます。
その差は、どこで生じるのかというと。
「それぞれのファンクションキーを押すときに使っている指が違うかどうか」
です。
頭が混乱してショートカットキー操作を覚えられない人は、ほぼ例外なく、どのファンクションキーを押すときにも、利き手の人差し指を使っています。
[F2]とかを押すとき、例えば、右利きの人だと、平気で右手の人差し指を伸ばして押そうとします。
それはそれで「押したいキーを今いちばん速くできる方法で押す」というためだけなら有効なことかもしれませんが。
なんでもかんでも右手人差し指で押していると、体で覚えられないです。
[F5] は、左手人差し指で押す
[F8] は、右手人差し指で押す
[F9] は、右手中指で押す
等々。
普段から違う指で操作する習慣がついているからこそ。
「ブレークポイントの設定をしよう」
と思ったタイミングで、何も意識をしなくとも、体がひとりでに目的のキーを押すことができ。
思考の中断も一切なく。
VBE上で求めていたことが即座に実現される、と思ってください。
こういうときにいちいち思考が中断されないから、高度な思考に集中できる。
だから、高度なマクロを書ける。
そんな仕組みになっていると思ってください。
達人になる人とそうでない人とでは、指使いの段階からすでに違うのです。