エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。
昨日のエクセルマクロ・VBA達人養成塾 基礎コースを終えて、広島に来ています。
今日から週中までかけて、広島~愛媛を旅行します。夕方から、広島にて飲み会です ヾ(´ー`)ノ
ということで。
今日は、ある経営者の方からさいきん受けた相談のお話をひとつ。
この方、夏ごろから、とある中古品の販売代行業をはじめられて、今、大成功されている方です。
僕か知りあったのは去年12月ごろだったのですが、今年もなんと、お正月返上で仕事をされていたとか。
先週、その彼から、急に電話がかかってきました。
「あー、小川さん、実は、相談が…。」
ということで。
何かと思えば。
「商品管理をエクセルでやっているのだが、エクセルが重くなりすぎている。どうしたものか。」
というお話でした。
「『アクセス』っていうのを使うほうが良いのか?」
ということでしたが。
データ数について聞いてみると、数万行レベルには到達していないし、列の数も、50列くらい。
ファイルサイズ的にも、まだエクセルで行ける分量でした。
かつ。
質問の仕方が、
「『アクセス』っていうのを使うほうが良いのか?」
という聴き方である時点で、遠隔からフォローするのは大変なので、そういう点でも却下でした。
慣れない人がリレーショナルデータベースを導入すると、その段階で、経営上の貴重なデータの「見える化」がしにくくなります。
で。
よくよく聞いてみると、やはり、「セルの値を編集する都度、更新に時間がかかる」ということがネックだったようなので。
その問題を解消すべく、アドバイスをしました。
具体的に言うと:
という、3点。
この3つについてはまた機会を見て書きたいですが。
大前提として知っておきたいことは何かというと。
ということです。
例えば、
このとき。
シート「b13」のセル「A1」に「1」とか記入したとしたら。
シート「b11」にある100個のVLookUp関数、シート「b12」にある100個のCOUNTIF関数がすべて計算を再実行します。
たとえ、それらの関数が、シート「b13」のセル「A1」を参照していなくても、です。
さらに言うと。
「Book2.xls」には、シート「b21」、シート「b22」、シート「b23」という3枚のシートがあるとします。
「Book2.xls」には、シート「b21」、シート「b22」、シート「b23」という3枚のシートがあるとします。
シート「b21」に、100個のVLookUp関数、シート「b22」に、100個のCOUNTIF関数が入っていたとします。
「Book3.xls」というファイルを開いているとします。
「Book3.xls」には、シート「b31」、シート「b32」、シート「b33」という3枚のシートがあるとします。
シート「b31」に、100個のVLookUp関数、シート「b32」に、100個のCOUNTIF関数が入っていたとします。
このとき。
「Book1.xls」のシート「b13」のセル「A1」に「1」とか記入したとしたら。
シート「b11」にある100個のVLookUp関数、シート「b12」にある100個のCOUNTIF関数がすべて計算を再実行します。
それだけでなく、
「Book2.xls」のシート「b21」にある100個のVLookUp関数、シート「b22」にある100個のCOUNTIF関数がすべて計算を再実行します。
「Book3.xls」のシート「b31」にある100個のVLookUp関数、シート「b32」にある100個のCOUNTIF関数がすべて計算を再実行します。
たとえ、それらの関数が、シート「b13」のセル「A1」を参照していなくても、です。
言い換えると。
ということです。
そんな状態で運用していると、当然、エクセルの動作そのものが遅くなります。
この問題を解決したいなら、まずは、「いま使っていないエクセルファイルは、閉じる」というように運用を徹底することです。
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