エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。
キューバ旅行記、その19です。
ハバナでの、2日目の早朝です。
名物、キューバ内務省のチェ・ゲバラ。
こちらは、フィデル・カストロ。
チェ・ゲバラ。もうちょい引いたところから。
昨日のブログのお話の、ちょっと延長で。
昨日、こんなことを書きました↓
もっとも、「横方向へのくり返しを大量に行うエクセル表がある」というような場合だと、そもそも、マクロ以前に、そのエクセル表を使った業務プロセス自体に問題があるケースがほとんどです。
この話、何故かというと…。
そもそも、くり返し作業というのは、表の下方向に向けてやるものだからです。
例えば。
あなたの会社に、以下のような表はありませんか?
これだと、データが増えると、表は横方向に長くなっていきますね。
こういうのは、イケてないです。
好ましいのは、以下の形。
データが増えると、表は下方向に長くなっていきますね。
こういうのが、イケてる表です。
どうして、エクセルでは、横方向より縦方向のほうがセルの数が多いのかといえば、
○横方向には見出しが増えていき
○縦方向にはデータが増えていく
という形を取るのが、表作りの基本だからです。
アクセスだって、データが増えると、下方向に行が追加されますよね。
それと同じです。
そもそも、エクセル上達の最初のステップは、
○VLookUp関数を覚えるとか
○ピボットテーブルを使えるようになるとか
○ちょこっとマクロの知識が増えるとか
なんていうテクニック的なことではなくて。
上に紹介した、「イケてない表」を見たときに、本能的に違和感を感じたり、気色悪く感じたり、思わず「イケてる表」の形に直してしまったりするような、「表」に対するセンスを磨くことです。
テクニックは、そのセンスの上にはじめて乗るものなんですね。
で。
そんなことも分からんヤツに、「横方向への連続計算をするマクロの作り方」なんてことを教えても、ロクな仕事をできるようにはならないわけです。
(道具が増えた分、混沌が増すだけ orz )
そんな訳で。
達人養成塾のエクセルVBAの講座でも、教える順番としては、
○下方向への連続操作については初日(基礎コース)に、
○横方向への連続操作については、二日目(発展コース)に、
という順番にしています。
実際、横方向に連続操作するマクロも、その仕組みについて説明するのがやや面倒くさいですし。
いつも言っていますが。
細かいテクニックの前に、こういうセンスを見つけるようにしたいものです。
セミナーでも、以下のような図を使って、「マクロを習得する過程で、ITリテラシーを深いところから改善することが肝要」ということを言っていますが。
うわべのテクニック(マクロとか)ではなくて、もっと、深いところにある原理原則のようなものを見つめるようにしたいものです。
エクセルマクロ・VBA達人養成塾、12月末~3月までの日程を追加しました。
年末特訓も用意しています。