人が声高く「成功のノウハウだ」と訴えることは、その人にとっての、「最後のミッシングパーツだった」にすぎないことがある。
例えば。
「このツールを使うことで、すべてが解決した!」という人。
その人にとっては、プライオリティづけとか心を整える準備はすでにできていたのだが、「ツール」がないために成功できないでいただけかもしれない。
「この精神統一法で、すべてが解決した!」という人。
その人にとっては、ツールの準備とかプライオリティづけとかはすでにできていたのだが、「精神統一法」がないために成功できないでいただけかもしれない。
「このプライオリティ付け方法で行動リストを作って、すべてが解決した!」という人。
その人にとっては、心を整えることとかツールの準備とかはすでにできていたのだが、「プライオリティ付け」の手法を持っていないために成功できないでいただけかもしれない。
そして、そういう人にとって、当然持っていたものは、ことさらには強調されない。
だから、人の成功ノウハウについて聞いたときには、そういう本を読むときには、
その人が「どういう前提」を持っているのかを、行間から読み取る必要があります。