「資格だけある」デザイナーさん
あなたが、人のホームページ作成を依頼したいとします。
二人の候補者がいます。
ひとりは、「ホームページ開発S級」という「民間資格」をとったばかりです。
でも、実績はまったくありません。
もうひとりは、「ホームページ開発○級」のような「民間資格」はまったく持っていません。
でも、ステキなホームページを過去にたくさん作っていて、多くの人から喜ばれているという実績があります。
失敗できない状況で仕事を依頼するとして、この二人の仕事の価格が同じだったとしたら、あなたなら、どちらを選びますか?
まったく自分に関わりのない業界の人が持つ「民間資格」については、誰でも正常な判断ができるのに、こと自分のキャリア作りとなると、多くの人が、不思議と、ついつい「民間資格」に走ってしまいます。
今度、「資格を取って人生を有利にしたい」と言う人をみかけたら、そんな例え話を使って、民間資格を取ることの無意味さを説明してあげてください。
民間資格の前に、タダ働きでも持ち出しになってしまってもいいから、「仕事での実績」を作ること。
「民間資格」をあえて見せるとしたら、せいぜい、こんな感じです↓。
「こんな実績と、こんな実績と、こんな実績とがあります。
そして、これだけの喜びの声をいただいています。。。
あ、ついでに言うと、『民間資格』も、いちおう持っています」
もっとも、十分な実績と喜びの声が集まっている状況であれば「民間資格」なんて必要ないし、むしろ、あると邪魔になることすらある。
あなたは、この話を、あなたの周りの誰に聞かせてみたいですか?