情報とは、無尽蔵に湧き出る「黄金の泉」である
そんなことを、ふと思った。
最近、小川は、渋谷区内のちょっと閑静なところでランチを取った。
食事をいっしょにしていたのは、愛媛に住む友人の女性。
彼女との僕の縁は、もともと、僕の個人ホームページ「こねこねのさいと」に彼女が訪ねてきたことからだった。
当時、彼女は、英検1級受験の真っ最中だった。
で、一次試験で配点の高い英作文でどうしても合格ラインにいく点を取ることができず、悩んで情報を探していた。
そのときに、僕のホームページの「英検1級ベストアプローチ」というコンテンツを見て、メールをしてきた。
> 私にとっての鬼門は28点という高配点の英文エッセイです。
> もう1級をとってしまわれたら興味はないかもしれませんが、
> 英文エッセイについて何か対策・秘訣がありましたら
> 是非是非お願いします。
そのころの僕にとっては、自分で培った英検1級の合格ノウハウなど、もう所有している価値のない情報だった。
ということで、知っているノウハウをなんでもかんでもホイホイお話した。
(まあ、自分にとって重要な情報だったとしても、僕はホイホイと情報を提供してしまうような人間なのだが (^^; )
その結果、彼女の英作文のスコアは、その次の試験では、14点から、一気に26点までに急上昇した。
そんなこんなで、その後、彼女も無事英検1級に合格し(二次試験についても、ちょっとした秘策をいろいろ授けた (^^; )。
その後ももろもろおつきあいがあり、こうして、彼女が愛媛からやってきた機会に、ゴハンなどしているわけである。
その他にも、僕のホームページを見た人とか、僕のノウハウを知っている人からは、ちょくちょくと質問や相談が来る。
さいきんブログに書いたところだと、こんな感じ↓かな。
http://ameblo.jp/kanjizaibosatsu/entry-10626640353.html
http://ameblo.jp/kanjizaibosatsu/entry-10626623548.html
僕は基本的に人の悩みに答えるのが好きなので、ついつい大がかりな準備をして答えてしまう。
そんな性格だし、それを考えると、「人の悩みにホイホイ答える」ということをしている今の仕事は、とても向いているのだと思う (^^;
で、おもしろいのは。
そんなこんなで提供する情報には、自分にとってはもうどうでもいいようなものもあるのだが、それでもいろいろと提供していると、誰かがそれに価値を見いだして喜んでくれて、こちらにも何かを返してくれることだ。
例えば、楽しい誘いに読んでくれるかもしれない。メシをおごってくれるかもしれない。
もっと極端なことを言うと、言ってみれば僕にとっては「一度通った道」にしかすぎない「Excel VBAを極める方法」なんていう情報は、今の僕が対価をもらって提供しているくらいだ。
そうやって、いろんな人とけっこう仲良くなれるのだが。
いくら価値を提供し続けていても、僕の中で何かが減ったということはまったくない。
むしろ、自分の生活を、多くの友人に囲まれ、感謝されてという、豊かなものにしてくれている。
それって、ある意味、自分の中に、尽きることなく湧き出る黄金の泉があって、来る人来る人にその価値を提供し続けているだけだけで、恩恵を得続けているという構図なのではないか。
彼女とのランチはあまり時間が取れず残念だったのだが。
件の彼女と別れての帰り道に、そんなことを、ふと思った。