昨日のブログエントリーで、「マジカルナンバー7」という言葉についてちょっと触れた。
http://www.exvba.com/blog/?p=1887
ところで、「マジカルナンバー7」と呼ばれるしきい値を超えた情報を一度に詰め込もうとすると、人間の脳に何が起こるのかというと、実は、「記憶の干渉」という現象が起こっている。
「記憶の干渉」とは、「単語→意味」という一対一の対応でひとつひとつ覚えていたはずのものが、いつのまにかゴッチャになってしまい、どれがどれと対応していたか分からなくなってきてしまう現象のことだ。
だから、例えば、クラス替えなら「関口君」「関谷君」「芹山君」「芹沢君」あたりで誰が誰だか分からなくなり、歴史ならば、「足利○○」とか「カール○世」とかが何人か続けて登場してきたところで、覚えたつもりにはなれたとしても、誰がいつどこで何をした人か分からなくなってしまう。
このしきい値のことを、「チャネル・キャパシティー」とも言う。
チャネル・キャパシティーの話はなかなか興味深いので、また今度、時間を見てゆっくり書きたいと思う。