昨日の下記記事へのフィードバックをひとつ紹介します。
「ボヘミアン・ラプソディ」メイキング映像に見る、「パソコンスキル向上の最速方法」+日付と時刻のショートカットキー
https://www.exvba.com/9800/
小川先生が、『ボヘミアン・ラプソディ』メイキング映像から「おお!」と思ったお話、とても勉強になりました。
今まで「学ぶ=真似ぶ」で居りましたが、その動きの理由の会得や、そのもっと奥の情動に及ぶ話はとても「ぐぐっ」ときました。
研鑽に活用させていただきます。
いつも、理解しやすく読み手を意識したご説明や文章で、楽しく勉強させていただいております。有難うございます。
ありがとうございます。
「その動きの理由」の会得、「そのもっと奥の情動」にアプローチすることは、スキル上達にとても大切なことです。
人の講座を受けるとき、講師があまりに興味深いと、僕は、そこのところをメチャメチャ観察しています。
表面的な、「その講師が伝えたい情報」ももちろんもらいますが、それだけでなく、真の観察対象は、もっと奥のところにある、言語化できないレベルの何かです。
すなわち、「情動」ですね。
「講師が伝えたい情報」レベルのことは、利用可能範囲が限定されます。それに、すぐに陳腐化する。
その点、講師の情動から得られた感覚は、利用可能範囲が広い。
ビジネスどころか、人生全般に使える。身体どころか、人生全般に使える。心理どころか、人生全般に使える。
しかも、永久に使える感じがあります。
同じ先生からくり返し学ぶほど、あるいは、あちこちで学べば学ぶほど、その感覚はどんどん鋭敏かつバラエティに富んだものになっていきます。
スキル云々以前に、人間としておもしろそうな人から学ぶことが大切です。
ところで、昨日のメールには、
「情動」て言葉、はじめて知りました (@_@;
というフィードバックが、ちらほら。
そうか…世間的にそんなに馴染みのある言葉でもなかったか…。
ということで、定義を調べました。
以下は、Googleで検索して最初に出てきたもの↓。
「身体的表出を伴うような、一時的で急激な感情の動き。情緒。」
おもいきりざっくり書くと、
「情動」→「感『情』の『動』き」
ということです。
心理学やっていると当たり前のように出てくる言葉なんですが。
若干、敷居の高い言葉だったのかも。
ということで、そろそろ本題。
前回のメールの最後、僕は、こういうこと↓を書きました。
上級者になりたければ、情動まで含めて上級者のマネをしてしまうのが早い。
それが、パソコンスキル向上の、最短最速の方法です。
一方、観察していると、なかなか上達しない人は、マネどころか、そもそも、パソコンに向き合ったときに、情動を殺していることが多いです。
その話は、するとまた長いので、いずれまた。
これを、さきほど紹介した「Googleで調べた結果」を元に、リライトします。
すると、以下のとおり↓。
上級者になりたければ、『感情の動き』まで含めて上級者のマネをしてしまうのが早い。
それが、パソコンスキル向上の、最短最速の方法です。
一方、観察していると、なかなか上達しない人は、マネどころか、そもそも、パソコンに向き合ったときに、『感情の動き』を殺していることが多いです。
その話は、するとまた長いので、いずれまた。
だいぶ、読みやすくなりましたかね。
さらに手短にまとめると:
ということです。
今日は、これから、そのうちの後者について書きます。
でも、昨日書いたとおり、この話、すると長いんですよね…。
ということなので、話すより動画が良いかと。
ウチの看板講座「パソコン仕事5倍塾」のライブ収録動画を特別に公開します。
ショートカットキー操作の練習方法について、僕が、デモをしつつ、受講生の前で話している動画です。
たった2分そこそこの動画ですが、極めて重要なことをお伝えしています。
以下からどうぞ。
パソコン仕事5倍塾 第2回対面授業
【追加特典動画講座】 – パソコン操作のパイブルその4
https://www.youtube.com/watch?v=HVdiCb02VwE
注目ポイントは、僕が、「情動」をそのまま表現する言葉を使っている場面です。
という、2つです。
とくに、後者。
「あーめんどくせー」という言葉。
これが、初心者の口からは出てこない。
でてきても、そこには、必ず緊張を伴います。
どういうタイミングで、どのようにこの言葉が出てくるか。
そして、その言葉に、参加者のみなさんが、どのように反応しているか。
この動画は、そこを意識して観てください。
「感『情』の『動』き」→「情動」
が露出する瞬間です。
僕がその言葉を発すると、笑いがでますね。
このシーンまでは、みなさん緊張していました。
そして、その緊張を押し殺していた。
ホンネをさらっと出した。
参加者全員の心身がいっきにほぐれた
ということです。
この「ホンネにしっかり気づけるか」、「ホンネをさらっと出せるか」というところが、初心者と上級者との違いです。
初心者:
イヤなことに気づかない。あるいは、気づいてもさらっと出せず、溜め込んだまま。なので、たとえ気づけたとしても、ひきつづき、緊張しっぱなし。
上級者:
イヤなことを、「だよね。アハハ (^_^;」とさらっと出して、受け入れきって、緩む ヾ(´ー`)ノ
パソコンに向かっているときに生じるいろんな感情の動きを、「だよね (^_^;」と思えるところまで素直に受け入れましょう。
心身が緩むところまで。
そこの差です。
心身が緩んでいる状態が、いちばん学びやすいです。
身体によけいな緊張がない。だから、スムーズに動ける。疲れにくい。
心によけいな緊張がない。だから、体験のすべてを受け入れられる。
なので、効率よく学ぶことができます。スキルが効率よく身につきます。
これが、心身に緊張を抱えていると、そうはいきません。
身体によけいな緊張がある。だから、スムーズに動けない。すぐに疲れる。
心によけいな緊張がある。だから、体験のほとんどを見ないようにしている、気づかないようにしている。
なので、上級者と同じ時間をかけて練習してもぜんぜん身になりません。
すぐにスキルが身につく人とそうでない人の差は、実は、ここにあります。
ということです。
自分のホンネに気づくことが大切です。
「めんどくさい」なら、「めんどくさい」と思っている自分に気づく。
「うらやましいな」なら、「うらやましい」と思っている自分に気づく。
それも、「ちょっとそこに意識を向けて、心身を緊張させて、それ以上気づかないようにする」とかではなく、しっかり意識を向けて気づいて、「ああ、それが自分のホンネだよねヾ(´ー`)ノ」と、身体が緩むまで気づく。
くり返しますが、ポイントはここです。
「パソコンの前で無意識に心身が緊張してしまう」というあなたは(というか、「あまりにも緊張していて、緊張している自分に気づけない」という方も多いですが)、次にパソコンに向かうときは、その点を意識してみてください。
なお、最後に補足すると、この「自分のホンネに気づくことが大切」ということは、パソコンスキルに限らず
等々、あらゆるスキルを学ぶとき、あるいは、スキルを発揮するときに重要です。
そんなあなたにとっても、「自分のホンネに気づく力を高めること」は、くり返し生じていた失敗体験をやめるきっかけにできます。
もしここまでの記事を読んでこの分野に興味もたれたならば、以下の講座を受講してさらに学びを深めてください。
「気づき」、そして、「新しい選択」自由にできるあなたになるためのノウハウをお伝えしています。
率直に言うと、この講座の内容は、「パソコスキルが上達しない」、「仕事で成果を出せない」ということで悩まれているあなたには、パソコンスキル以前にしっかり学んで欲しいものです。
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