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パソコンスキルの心技体

トレンドと気づきと意図

2018年11月27日
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今日は、「パソコン仕事5倍塾」塾生向けの記事です。

ここ数日、いただくフィードバックの質と量がすごいです。
ひさしぶりな方からのフィードバックもちらほら。
全員に簡単にシェアできないのがもどかしいです。

「メールへのフィードバックはメール」となると、やりとりの方向が定まってしまうので、発展性に限界が生じます。
本来、フィードバックはポータルサイトに投稿する形にして、お互いにやりとりできるようにしたいのですが、以前からお願いしていた方が病気でリタイアされてしまいまして、改修をやりきれていません。
ポータルサイト改修の件では、仕事をお願いする先がようやく固まりまして、技術者さんと打ち合わせをしています。

 

5倍塾のインフラは以下の[A]-[D]を支える環境です。

[A] スキル
すぐに役立つ勉強法、パソコンスキル、仕事術。

[B] 心理学
自分の心を整えるための心理学、他人との関係を良くするための心理学。

[C] 身体の使い方
疲れ知らずの身体の使い方、「姿勢美人」の身体の使い方。

[D] 継続できる環境
具体的な相談もできる、そして、共に学び成長する仲間がいる場。

 

この最後、「共に学び成長する仲間がいる」ということがとても大切です。
望ましいのは、良い場としっかりつながっていること、そのつながりを強く感じられていることです。

「いいことを学んだと思っても、数年経つと元通り」という話はよく聞きます。
これは、場を失ってしまうことからくるロスです。
「学びを継続するための場」、「成果をシェアするための場」のことです。

このメールは、「自分のピークだったころに戻したい」という方、それから、「ピークだったころの自分をさらに超えていきたい」という方、両方に向けて書いています。

 

さてさて、以下のような感想は、多くの方が日頃抱いているのではないでしょうか。
頂いたメールの一部を引用させていただきます。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –
>「やろう、やらなきゃ」と思って行動しないトレンドの腐敗エネルギーが

>  相当溜まっていたことに気づきました。
>  それが精神を消耗させていました。
>
> 本当は「やりたくない、やる見込みがない」のに
> 「やろう、やらなきゃ」と思うことで1つ責任を果たしているような
> 気分になっていたかもしれません。
>
>あとはしばらくの期間のほとんどの時間、気持ちが重かったと思いました。
>「何をするにも」というよりは「何をしようとするにも」気持ちが重かったです。
> し始めたら軽いものもあれば、そのまま重いものもありました。
>
>  5倍塾のメールを見ていて
>「基本は気持ちが軽い状態でいて、無駄に重くしない方がいい」のかな、
> と思いました。
>
> しばらく内省する時間も方法も見失っていたことに気づきましたし、
> その状態でよく過ごしてこれたな、とも思いました。
>
> 自分が今気づけて良かったと思うと同時に、
> 気づけず苦しんでいる人が気づく手助けができたらとも思いました。
> 気づかないというのは時になんと苦しいことなんでしょう。
> 自分を苦しめるトレンドを作り出した自分が恐ろしいです。
> まずは気づくトレンドをつくって自分の態勢を立て直したいです。
>
> このメールに返信することがとてもいいリハビリになっています。
> ありがとうございます。
 
– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

>「やろう、やらなきゃ」と思って行動しないトレンドの腐敗エネルギーが
>  相当溜まっていたことに気づきました。
>  それが精神を消耗させていました。
>  5倍塾のメールを見ていて
>「基本は気持ちが軽い状態でいて、無駄に重くしない方がいい」のかな、と思いました

エネルギーはすぐに外に出して循環させてしまうのがよいです。
循環させずにためこんでいるくらいなら、さっさと流してしまう。
それは行動することでもよいですし、「やろう、やらなきゃ」と思うことを止めることでもよいです。

ですので、たとえば、あなたがもしも、このところのメールを読んでいて、「フィードバックしたい、しなきゃ」と思いつつも、しないでいるのであれば:

[P] × : 「フィードバックしたい、しなきゃ」と思いつつも、返事しない
[Q] ○ : とりあえずフィードバックしてしまう
[R] ○ : 「フィードバックしたい、しなきゃ」と思うのをやめる

ということです。

フィードバックしたい!

「と思ったけど、全文読んでから」と思って結局フィードバックしないくらいなら、全文読まないうちからとりあえずフィードバックしてしまうほうがよいです。
トレンド作りです。

たとえば僕も、

[P] × : 「5倍塾生になにかサポートをしたいな」と思いつつも、返事しない
[Q] ○ : とりあえず何かサポートをはじめてしまう
[R] ○ : 「サポートしたい、しなきゃ」と思うのをやめる

ということであれば、長らく、[R]だったわけです。

[R]の状態でありつつも[P]の感覚に襲われることもありましたが、その感覚に十分に気づいてみると、「今じゃないな」という感覚が湧いてきたり。
あるいは、サポートのための行動を実際にとろうとしても身体が動かなかったり。
でなければ、とりあえずメールを書ききるといった行動をしきってみたものの、「あ、これは違うな」と思ってそのまま破棄していたり。

いろいろでした。
今は、[Q]の状態です。不完全だということは承知のうえでやっています。

このあたりは、「気づき」の力が大切ですね。
ただし、これも、高度なことを書くと、どんな場にいるかによって人は気づくことも変わります。
5倍塾を離れたところにいる自分と、5倍塾の場にいる自分とでは、気づくことは変わります。
もちろん、身体状態も変わっています。

5倍塾では、「気づく」というところまでは扱いました。
その先には、「自分の意図に気づく」という、これもまた、言葉にすると単純ですが深いテーマがあります。

 

> 本当は「やりたくない、やる見込みがない」のに
> 「やろう、やらなきゃ」と思うことで1つ責任を果たしているような
> 気分になっていたかもしれません。

であれば、それも、そういうトレンド。
「責任を果たしているような気分」に至る(そして行動しない)というトレンドです。

 

> あとはしばらくの期間のほとんどの時間、気持ちが重かったと思いました。
> 「何をするにも」というよりは「何をしようとするにも」気持ちが重かったです。
> し始めたら軽いものもあれば、そのまま重いものもありました。

ここは、意図次第ですね。
「人は何に気づき得るか」というのは、とても大きなテーマです。

 

気がついたらメールか長くなりすぎてきたのでこのあたりで切り上げますが、最後にひとつだけ。

> 自分が今気づけて良かったと思うと同時に、
> 気づけず苦しんでいる人が気づく手助けができたらとも思いました。

これは、「投影」に注意です。
自分が「気づけず苦しんでいる」状態だったり、あるいは、「気づいていない人は苦しいものだ」と無意識に思い込んでいたりしたまま世界を見ていると、人にも同じ問題が起こっていると思いがちです。

「投影」は、ゲシュタルト療法で言うところの「投影」です。

いろんな心理学で「投影」という言葉が使われます。
が、ゲシュタルト療法で言うところの、そしてこのメールで僕が言うところの「投影」とは、自分がそういう状態になっていると気づかないままでしている投影のことです。
自分がそういう状態だと意識的に気づいているならばそれは僕の言う投影ではないです。

おすすめ教材に載せている、以下の書籍が参考になります。
気づきのセラピー―はじめてのゲシュタルト療法(百武正嗣)

そういえば、5倍塾でメインに取り扱っている心理学が「ゲシュタルト療法」なのはなぜか?ということについても、まだあまり話していないんですよね…。
5倍塾生にはパソコン系のスキルをメインに活躍されている方ばかりでなく、セラピスト・ヒーラーさんになられた方、ボディセラピストになられた方もいらっしゃいます。
なので、他の各種メソッドとの関係性なんかについてもいずれお話したいとは思っているところです。
なにしろ、PCスキルも心理も身体も、深いところではすべて共通ですから。

 

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