ちょっと、教え方のテクニックの話を。
相手がまるで馴染みのないことを教えるのは大変です。
しかし、「なんか、以前に聞いたことがあるな」とか、「そういうのかあるらしいとはなんとなく知っている」と相手が思っていることについて教えるのはだいぶ簡単です。
ということで、まるで相手が馴染みないかもしれないようなことについては、
だいぶ前に、伏線として軽く、
「あとで、こんな概念が出てきますよ」
と、さらっとお伝えしておくと。
いざ、その件についてしっかり話すぞ!というタイミングで、教える側も教わる側もだいぶ楽になります。
で、この伏線はいつまでに張っておけばよいのかというと。
僕が講座をやっている感触だと、最低でも10分前くらいかな、と思います。
伏線から本番までの間隔が10分より短いと、いったん頭から抜けきるまでいかないので、伏線になりません。
10分以上経つと、「ああ、そんなのありましたね。いちおう知っていますよ」という反応になります。
できれば1時間、2時間空けておきたいところではありますが。
人間の潜在意識についての研究でも、潜在意識に落ちるまでは最低10分、というような研究になっているようです。