エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。
さいきん、ある受講生から、以下のメールをいただきました。
ちなみに、もうすでにメチャメチャマクロを書けるようになっている人から、英語の勉強法についての相談です。
今日は、この話をネタに。
こんばんわ。以前からお世話になっています○○です。
本日はマクロの添削ではなく、小川先生の著書の一部分でいろいろと考えることがあり
メールさせて頂きました。
小川先生の著書である「英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法」は
トータルで10回ぐらい読ませて頂きました。
TOEIC対策だけでなく、日々の生活に生かせることもかかれており、
何度読んでも飽きがこないといいますか、為になるといいますか、
「ふむふむ」とうなずきながら読ませて頂いております(^O^)
その中で一つ質問というより小川先生の意見を聞きたい点があるのですが、p71に
最大パフォーマンスは30日目から
・・・ 勉強をはじめて30日目ぐらいまでは効率がどんどんよくなっていく時期で、
そこから先がずっとハイパフォーマンスが続く時期、ということになります。・・・
とあります。
ここでの意味は30日目を過ぎたあたりからは、新たに学ぶこと以外に復習が可能な
範囲も十分にあることから、何度も復習することによってどんどん身についてくる。
ということを意味していると推測しています。
しかし、奥深く推測すると「習慣化」のことも意味しているのでは?と思ってしまいます。
なぜならよく自己啓発系の本などで
「事を習慣化するには21日間継続すること」
といわれており、小川先生も習慣化の大切さを唱えられているのかなぁと私は感じました。
違うかもしれませんが・・・(^_^;)
なぜこのようなことをおうかがいするのかと言いますと、
マクロの勉強にしろ、資格の勉強にしろ1ヶ月連続して継続できたことが私にはありません。
マクロの勉強においても3日連続で勉強したら2日休んでまた3日勉強したりと、
長期的に見れば勉強しているといえるのかもしれませんが、
三日坊主と言えば三日坊主です。やる気の波にあわせている状態です。
今思うことは毎日少しずつでもいいから継続して習慣化していればもっと効率よく身につけることができ、
より高いレベルにいけたのかなとも思います。
継続すること自体が難しいのかもしれませんが・・・。
今の状態はやる気のあるときにはやり、やる気のないときは全くやらないという状態です。
やはり、間に全く勉強しない時期を作らず、1ヶ月間少しの時間でも継続して習慣化すれば、
英語にしろTOEICにしろ伸びは大きくなってくるんでしょうか?
(やる気のあるときにはやり、やる気のないときには何もしない状態と比較して)
今まで継続して勉強したことがないので今、とある勉強を4月30日に開始して本日で10日が
経過しました。実験中と言えばそうなのですが、果たして1ヶ月毎日継続することで習慣化されてくるのか、
小川先生の言われているハイパフォーマンス期を迎えることが出来るのか試しています。
(私の勉強している内容は英語ではないのですが・・・。)
小川先生は毎日継続することについてどうお考えでしょうか?
やはり毎日少しずつでも継続し休みを作らず習慣とすることの力は、
やる気の波にあわせて一気に勉強するより力は大きくなるんですかね?
私は現在10日経過しましたが、徐々にですが勉強時間も延び、机に向かうことが
昔ほど苦ではなくなってきた感があります。
お忙しい中大変申し訳ないのですが、小川先生のご意見を頂ければと思っております。
失礼致します<(_ _)>
とのこと。
言及されているのは、以下の本です。
英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法
僕が言うのも何ですが、英語学習については、本質をついているいい本ですよ。
成果を出す気のある人には、読む価値があると思います。
さてさて、で。
ご質問にお応えしていきますと…。
「事を習慣化するには21日間継続すること」
といわれており、小川先生も習慣化の大切さを唱えられているのかなぁと私は感じました。
違うかもしれませんが・・・(^_^;)
とのことですが…。
特に、強くそういう意図を持って書いたわけではありませんでした… (^^;
この本のもうちょいあとのほうで、以下のように書いています。
英語自体の上達のペースもどんどん速くなっていきますから、
当然、英語を勉強することも自体も前より楽しくなってきます。
[中略]
自分の伸びを毎日実感しながら、楽しく勉強できます。
楽しい分だけ、よけい集中して楽に勉強できるようになります。
そして、そのことがさらに相乗効果が起こしてくれるわけです。
[中略]
「そんなにやれるかい!」という声が聴こえてきそうですが。
どんどん上達していてそれを面白いと感じられているときならば、案外平気なものです。
いわゆる「英語にハマる」という状態です。この本で紹介しているものを
紹介しているような方法で勉強していれば必ず上達します。
上達を実感しながら勉強していれば、たぶんできるでしょう。
まともにこのサイクルに入いってしまえば、TOEICなんてあっという間です。
継続していると、成果が雪だるま式に出はじめるサイクルに到達できるんですね。
その状態に入れば、「習慣化」も何もなくて。
単に「おもしろいから続く」というところに来るわけで。
成果の出るやり方で継続していると、「おもしろくてやめられなくなる」のです。
その結果、「習慣化」してしまう、と。
逆に、成果の出ないことを継続するのは、難しいですよね。
成果の出ないことを継続していると他のことをする時間がなくなってしまいますので、
そうならないうちに、やめてしまうのが正解だと思います。
(それでも、1ヶ月くらいは試してみたいものですが)
「マクロの勉強においても3日連続で勉強したら2日休んでまた3日勉強したりと、
長期的に見れば勉強しているといえるのかもしれませんが、三日坊主と言えば三日坊主です。」
ということですが。
理系の勉強って、そんなもんだと思います。
一度仕組みが分かってしまい、いつでも引き出せるようになったなら、
そのあと放っておいてもほとんど忘れないものですからね。
英語は、運動技術なので、「一度仕組みが分かって」から
体に定着するまでが勝負ですが(なので、習得には習慣化が必要)。
てことで、僕に言わせると、TOEICで750点取るよりも、エクセルVBAで
そこそこ仕事で使えるレベルに到達するほうが、よほど簡単だと思います。
実際、ウチのセミナーだと、一日で書けるようになりますし ヾ(´ー`)ノ
最後に、最初の21日間継続できるようになるため、
以前、メールマガジンで書いた、
「一見つまらなそうな仕事でも、くさらずに続けられる方法」に
ついてのネタを紹介しておきます。
継続すべきことを継続できなくなりそうなときには参考にしてください。
○プロセス志向
その仕事の過程そのものを楽しむようにする。
それ以外のことはとりあえず気にしない。
○結果志向
プロセス思考とは逆に、その仕事で得られる結果だけにフォーカスする。
それ以外のことはとりあえず気にしない。
○計画志向
その仕事の、「計画を立てること」と「その計画を実施すること」に楽しみを見いだす。
小川の場合、「英語嫌い」だったので、英語の勉強をするときには、
この「計画を立てることと、それを実施すること」の部分を楽しむようにした。
○横展開志向
その仕事の、「他の仕事と似ている部分」を探し、別の仕事の応用例を
実験していると見なし、実験を楽しむようにする。
小川の場合、南米放浪中にスペイン語を覚えた経験があったので、
英語の勉強は、「スペイン語習得で得たノウハウが、どれだけ英語でも通用するのか?」を
確かめることに楽しみを見いだした。
○ヒーロー・ヒロイン志向
その仕事をあなたが達成することで、周囲の誰を助けられるか、
誰の賞賛を受けられるかにフォーカスする。
○克服志向
「やりたくないことを首尾良くやる」こと自体に楽しみを見いだす。
○最適化志向
「最適な段取りを考え、それを実践する」こと自体に楽しみを見いだす。
○手順化志向
その仕事をしながら、あとの人がその仕事をするときによりやりやすくなるよう
段取りをつけ、手順化してあげること自体に楽しみを見いだす。
○開拓者志向
誰もまだやったことのない仕事の場合であれば、その仕事については
自分は開拓者なので、そのステイタス自体を楽しみにする。
開拓者には困難も退屈な作業もつきもの。
○発見志向
そのつまらなそうな仕事を終えるまでに、いくつの「おもしろいと思えた」点を
見つけられるかを自分の中で競う。
目標とする数をあらかじめ決めて、その数を満たすまでがんばって「おもしろい」と
思えるところを探す。
ちなみに、最後に上げた「発見志向」は、退屈な作業が続き時にはかなり強力。
これをやると、退屈な会議も何も、みんなおもしろく感じられるようになる。
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