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パソコンスキルの心技体

評価制度の作成と、マニュアル作り

2012年3月15日
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エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。

さいきん、あるクライアントさんのところで打ち合わせをしたときに出てきたお話をひとつ。

達人養成塾の「WindowsとExcelがイヤでも速くなるワークショップ」を新人研修等でもう3回以上実施されている、こちらの会社さん。

「新人さんの成長が速い」
「事務スタッフの仕事のスピードが速くなった」

ということで、ことのほかお喜び ヾ(´ー`)ノ

さいきんの課題は、たとえば、

「仕事が速いことを、評価制度にどう組み込むか」
「マニュアル作りの際、仕事の速さがまだそれほどではないスタッフに基準を合わせるべきなのか」

といったところ。

具体的な解決策やそこに向けてのロードマップについては、今日ここに書けるほど単純ではないので省略しますが。。

考え方のヒントを、2つだけ。

「文化的重心」という言葉があります。たぶん、アメリカの思想家ケン・ウィルバーが最初に提唱したものだと思います。
これによると、「集団の個々のメンバーは、平均よりやや上くらいのレベルに」なろうとします。

すなわち..。

平均くらいの人: もうちょい上を目指そう、とする
平均より下の人: とりあえず平均くらいには!と努力する
平均よりだいぶ上の人: 「ここまでがんばらなくてもいいか」と、力を抜く

という感じ。

ということで、集団全体の中で、「平均よりやや上」に相当するレベルを目標値として掲げると、かなり多くのスタッフに取っては、ちょうど励みになります。

反対に、マニュアルを作る際には「平均よりやや下」くらいの人をターゲットにして作ります。
このくらいのレベルの人を底上げすると、組織全体の底力のようなものが上がります。
これ以上したのレベルの人に向けてマニュアルを作成すると、制作の負荷がかかりすぎます。
基本的に、そういう人には、「とりあえず、このマニュアルで話が通じるくらいにはならなければならないな」と思わせるくらいがちょうどよいです。

評価の基準は、「平均よりやや上」をターゲットに。
マニュアル作りは「平均よりやや下」をターゲットに。

という感じです。

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