達人養成塾 小川です。
僕が、毎朝発行している、「一日一歩の『キャリアアップのヒント』」というメールマガジンがあります。
「IT系のスキルを身につける勉強法」や「成果を出す仕事術」といったことを主なテーマにしています。
メールマガジン「一日一歩の『キャリアアップのヒント』」の購読は、達人養成塾のトップページからどうぞ。
ところで、驚愕の記憶術「アクティブ・ブレイン・セミナー」のプロデューサー、講師をされている永井正敏さんが、
ブログ「人生はかけがえのない記憶のつみ重ね☆永井正敏@感動の方程式」で、
達人養成塾で発行しているメールマガジン「一日一歩の『キャリアアップのヒント』」の内容をシェアしてくださいました。
とても、含蓄のある内容です。
今日は、その内容を、以下に引用したいと思います。
Vol.174 学問に王道あります
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学問に王道あります
「学問に王道なし」とはよく言われるが、それは庶民の話。
あなたが豊かな国で絶対君主として君臨する王様だったら、どうするでしょう。
もしもあなたが「英語の勉強をしたい」と大臣に言ったとしたら。
大臣は、国中を探して、いちばん優秀な英語の先生を見つけてきて
授業の計画をさせ、あなたのレベルにみあった特別講義をさせるでしょう。
国内外のあらゆる便利な道具や教材を買いそろえ、
あなたの部屋の本棚に並べるでしょう。
英語ネイティブの、あなたが魅力を感じるタイプの人間を、
朝から晩まではべらすでしょう。
あなたが散歩に出たとき、ふと目にとまった花があるとします。
そのとき、「この花は、英語で何という名なのだ?」と尋ねれば、
誰かが喜んで教えてくれ、そしてついでに、その花の名の由来や、
関連して別の植物の名前なども喜んで教えてくれるでしょう。
その結果、庶民がボロボロになった古くて大きな紙の辞書を携えて、
英語の勉強を必死になってやっている間に、英語の勉強をするのに比べて、
格段に楽に英語をモノにできることでしょう。
「学問の王道」とは、こういうやり方を言います。
そして、これなら成果が出るに決まっています。
学問で成果を出したかったら、
このくらい充実した環境に身を置くべきだ、ということです。
そして、今日の道具を十分に活用すれば、
この王様ほどではなかったとしても、かなりのレベルの..
さっきの「ボロボロの紙の辞書」を使っている「庶民」には
及びもつかないようなレベルの学習環境をそろえられるはずです。
王様が自分の国の予算を使って勉強したように、
あなたの勉強の予算を自由に決めるのは、あなたです。
あなたがどれだけわがままを言い、贅沢な準備をするかが、
あなたの勉強の成果を決めます。
もっとよい環境に身を置いたとしたら、どういう勉強をし、
どういう成果があがるだろう?
そして、そんな環境を手に入れる方法はないか?
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このメールマガジンの内容を引用したうえで、永井さんはこうおっしゃいます。
何かあるものごとを「実際にできないこと」
と、
スキルや技法として「やり方を知らないこと」は、全く別の話です。
ですが、しばしばぼくたちはこの2つを混同します。
そして、永井さんは、『あなたが「王様」になって、「やり方」を知っている先生を雇って、実際に教えてもらうこと』とおっしゃいます。
やっぱ、「勉強法」や「記憶術」といったものについて、日ごろから考え抜いている方は違いますよね。
あ、ちなみに、永井さんも、東大の出身です。
僕は理科二類→農学部ですが永井さんは、文系でいちばんレベルの高い、「東大法学部」のご出身。
いつも言っていることですが、単に「TOEICで高得点!」とか「エクセル得意です!」とか「記憶力があります」とか言っているだけの人は、底が浅いです。
TOEIC対策について学ぶにしても、エクセルについて学ぶにしても、教わる相手には、そのもっと深くにある、「本質」のようなものを伝えてくれる人を選ぶべきです。
そういう人から学ぶことによって、
「TOEIC対策」という現実的なコンテンツから、
「使える英語」について学べたり、
「スペイン語、イタリア語、中国語」といった他の言語を自分で勉強するときのノウハウも学べたり
果ては、「勉強法」そのものや、人生のあり方にといった、より本質的なことも学べるわけです。
というか。
あなたが王様だとしたら、大臣が推薦するのは、「うわべだけの安っぽいコンテンツ講師」ではなく、「もっと深いところにある、本質的なところ」までを指導してくれる方でしょうね。
この点は、エクセルVBAとかでも同様です。
「学びの方法」について学べるかとか…。
ITリテラシーの深いところを身につけられるだろうか、とか…。
仕組み化、効率化についての新しい視点を持たせてくれるか、とか…。
もっと言えば、これらをすべて同時に伝えてくれるかどうか、です。