エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。
キューバ旅行記、その52です。
黒人のガイドさんに連れて行かれました。
村はずれの民家
どんどん、山に向かって歩いていきます
さてさて、ということで。
一昨日引っ越しをしたと思ったら、今日から二日間、エクセルマクロ・VBA基礎コースと発展コースです。
ということで、あまり余裕がないので、簡単に。
ピリオドとカンマをよく間違えてしまうあなたへ。
ピリオドとカンマをよく間違えてしまう人がいます。
そのとき、そもそも概念としてこんがらがっているのを自覚している場合と、打ち間違っているだけのつもり(なのだが、しょっちゅう間違えている)の人とがいます。
今日は、そんなあなたに向けたメッセージ。
ピリオドとカンマをよく間違えてしまうのはどうしてかというと、
簡単に言えば、それは、あなたが、両者の機能的な違いについて、識別できるほどには意識できていないからです。
この両者の機能的な違いについて分かれば、どちらを書くべきか明確になりますし、その状態で打てば、例えとなり同士のキーであっても、そもそも打ち間違いすら起きません。(起きた瞬間に気づく)
では、この両者の機能的な違いとは何かというと…。
○下位の概念、上位の概念等、別の概念に移動するときは、ピリオド
○並列するときには、カンマ
です。
例を挙げてみますね。
ipアドレス「201.152.39.222」
↑これは、ピリオドの都度、下位のアドレスに移動していきます。
つまり、ピリオドの都度、別の概念に移動していきます。
こういうときは、ピリオドです。
「ミカン, リンゴ, バナナがあります」
↑これは、くだものを並列していますね。ですから、カンマ。
以下の3つについて、比べてみましょう!
「想定シナリオ1, 想定シナリオ2, 想定シナリオ3」
↑3つの要素を並列しているので、カンマ。
エクセルVBAで見てみましょう。
range(“a1”).value
↑プロパティの取得は、別の概念に移動するのでピリオド。
range(“b1”).autofilter
↑メソッドの実行も、別の概念に移動するのでピリオド。
left(“あらのよろし”, 3)
↑関数の引数は、並列するのでカンマです。
Sub selectsample()
Select Case Range(“A1”).Value
Case “メニコン”, “ボシュロム”, “チバビジョン”
Range(“B1”).Value = “コンタクトレンズメーカーです”
Case Else
Range(“B1”).Value = “その他メーカーです”
End Select
End Sub
↑メーカー名を並列しているので、カンマです。