過去の資料も全部作り直してしまえ

エクセルマクロ・VBA達人養成塾 小川です。

キューバ旅行記、その20です。

ハバナでの、2日目の早朝。

内務省のあたり革命広場から、東方向、市中心部を見る。旧議事堂などが見えます。

看板。戦いと勝利から52年。

革命広場近くにあった建物（詳細忘れた）

塾長のキューバ旅行記、最初から読みたい方はこちらから

いっそ、過去の資料も全部作り直してしまえ

一昨日～昨日と、達人養成塾のエクセルマクロ・VBA 基礎コース・発展コースでした。

そんなわけで、今日は、一日予定休です。ムチャクチャ暖かい中、さっき、代々木公園まで行ってジョギングしてきたところです。

さてさて、そんなわけで。

昨日のブログのさらにちょっと延長で、こんなお話を。

昨日、こんなことを書きました↓
データは、下方向に増やすもの。

例えば。
あなたの会社に、以下のような表はありませんか？

これだと、データが増えると、表は横方向に長くなっていきますね。
こういうのは、イケてないです。

好ましいのは、以下の形。

データが増えると、表は下方向に長くなっていきますね。
こういうのが、イケてる表です。

どうして、エクセルでは、横方向より縦方向のほうがセルの数が多いのかといえば、

○横方向には見出しが増えていき
○縦方向にはデータが増えていく

という形を取るのが、表作りの基本だからです。

アクセスだって、データが増えると、下方向に行が追加されますよね。
それと同じです。

ということでした。

こういうフォーマットにしておいたほうが、VLookUp関数を使うにしろ、マクロを書くにしろ、何かと勝手がよいです。

あと、視認性も高くなります。

横長な「算用数字」ですから、横にたくさん並んでいるよりは、
縦に並んでいたほうが、整列がよいわけです。

ところが。

いるんですね。

そういうフォーマットの表に直そうとすると、こういうことを言い出す古い輩が。

「表の形式を変えると、昔のものと数字を比較しにくくなるじゃないか！」

…いました。僕が最初に勤めていた、某大手倉庫会社でも。

僕は、その会社で、新規に建設する倉庫の、運用開始から20年先までの収益シミュレーションを作ったりする仕事もしていたのですが。

それが、前から会社で使っていたシミュレーション用のテンプレートが、

1年目, 2年目, 3年目, 4年目, 5年目, 6年目, 7年目, 7年目, 9年目, …

と、横に向けて時系列が進んでいる形式。

印刷すると、A4用紙で3枚分とかありました。

やるなら、

1年目
2年目
3年目
4年目
5年目
6年目
7年目
8年目
9年目
・
・
・

…と、時系列は下方向に向かっていくべきです。

これなら、A4用紙1枚に収まる。

で。

僕が担当になったところで、新倉庫のシミュレーション用資料を、そういうフォーマットにしようとしました。

それで、いろいろ社内で見せる機会があったんですが。

そのときに言われたんです。

「表の形式を変えると、昔のものと数字を比較しにくくなるじゃないか。それじゃ、困るよ。」

と。

もう、誰だったかは忘れましたが。

どこかの部署の、古典的な課長だったか、部長だったかに。

まあ、そのとき。

「ああ、すいません。では、あなたの言うとおりにやります」

と言って、過去のやり方を無難に踏襲することもできたのでしょうが。

もちろん、僕が、美的感覚を曲げてまで妥協するようなタチな分けもなく。

どうしたかのかというと。

手元にある、過去の倉庫建築時に使用されたデータをすべて集めてきて、それの、縦時系列フォーマット版を新たに作成しました。

昔のものと、数字を比較しやすくなるように ヾ(´ー｀)ﾉ

そして、仕事は、無事に、僕の思うとおりに進みましたとさ。

何かを改善するときには、こういう勢いでやるようにしたいものです。

ついでに言うと、過去の資料を見直して作り直す過程で数字を丁寧に見直しますから、

その作業をやっているうちに、

過去の担当者が

「どんな思考をして、どんな意図でその資料を作っていたのか」

ということも、よく分かりました。

それで、あまりにもムチャクチャ…というか、役員の稟議を通すためだけにテキトーに作られた感じ満載のポジィティブな試算ぷりにあきれてしまい。
（当然、実運用してからの実績と比較すると、グチャグチャのボロボロ）

僕は、「もうだめだ。どんな努力をしてでも、この会社を抜け出して転職しよう」という意識して固め直したのでありました ヾ(´ー｀)ﾉ

まあ、とは言っても。

そんな感じで、「自分の美意識にかなう仕事をしたい」と思っても、そこまでの改善を時間内にするためには、美意識もスキルも必要なわけで。

たまにはマジメに宣伝しますが、自分の美意識にかなう仕事をしたいあなた、仕事で活用できるITリテラシーや仕組み化のセンスを磨きたいあなたは、ぜひ、ウチの講座へ ヾ(´ー｀)ﾉ

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年末特訓も用意しています。