達人養成塾 小川です。
http://www.exvba.com/vb/index.php
エクセルVBAを自由に書けるようになるにあたって、必要なもの。
それはつきつめると、「頭」と「体」との両方です。
「頭」は、「どんなプログラムを書けばよいか」という構想を練ったり、
「どういう順番で書いて、テストしていけばよいか」という工程を考えたり、
というところに使います。
「体」は、実際にPCのキーボードをカタカタ叩いてコーディングしたり、
適当に書き上げたプログラムをテスト実行するときに使います。
ここで。
大事なのは、実は、「頭」のほうではなくて、「体」です。
これからVBAを習得したい人は、タイピングスピードを上げる努力は、常にしてください。
「特打」の「実践射撃練習」の「名無しのガンマン」で、500字くらいは出るようにしたいです。
「体」ができている人に「頭」のことを教えるのは、とても簡単です。
「高度な練習を何度もする」という実体験をどんどん積んでもらえるから。
でも、逆に、タイピングはぜんぜん遅い、という人。
こういう人がVBAを習得するのは、かなりの根性が必要です。
何故かというと。
たとえば、「以下のプログラムを3回書いてください!」と言われたとします。
Sub sikubunkatsu3() Dim siku Dim ku Dim cnt For cnt = 2 To 51 siku = Range(“C” & cnt).Value ku = InStr(siku, “区”) Range(“F” & cnt).Value = Left(siku, ku) Range(“G” & cnt).Value = Mid(siku, ku + 1) Next End Sub
そのとき。
「まあ…大変だけど、やるか」と言って、10分くらいの時間で3回書く人は、一回書くごとに学びを深め、自然と、「頭」の部分も強化されていきます。
一方。
10分かけて書いても、書ききれないし、そもそも、書いている間にしてしまったタイプミスの修正に追われているうちに、「自分が何のためにこの練習をしているのか?」すら、分からなくなってしまう人。
こういう人は、その10分の間に、さらに自分を混乱させて終わります。
その差は、歴然です。
こうして、同じ「10分」という時間に得られたのものの差が、拡大していきます。
タイピングスキルがキモだと思ってください。
言ってみれば、タイピングスキルは、PCスキルにおける「腕力」のようなものです。
テクニックばかり学んでも、腕っ節の強い相手と戦えば、滅びるのみです。
でも、腕っ節が強いと、多少強引にでも目的を達成できますし、その過程で多くのことを学ぶことができます。