俯瞰する集中、入り込む集中
よく、集中力があると言われます。
集中力には、2つのタイプがあります。
ひとつは、「凝視する」集中力
ひとつは、「俯瞰する」集中力
この両者では、意識の置き場所が正反対になります。
意識の置き場所が正反対のとき、心のありようや、体の動きも正反対になることがあります。
おもしろいところでは、「凝視する」集中のときは、目はひとつのものに焦点をあわせる方向にもっていくこと。
このとき、意識は対象に向かい、焦点を合わせた対象と自分とは二別されます。
「俯瞰する」集中のときは、目はむしろ、瞳孔を開き気味にします。
このとき、意識は止まり、自分とそれ以外という分離された感覚を失います。
『「俯瞰する」集中』をしたとき、何が起こるでしょうか試しに、意味を気にせずに試してみてください。世界との関係性に変化がでます。時間・空間的な制約を超えた感覚を持つこともあります。
慣れないうちは、意識して、この状態のまま「意識を止めて」みてください。
慣れない感覚がやってくるのを、楽しむことです。