どの職場にも、「ルーチンワークのスペシャリスト」という感じの人がいます。
こういう位置取りは、非常に危険です。
なぜなら、ルーチンワークの評価は、「その人に頼むと早い」か、「その人に頼むと安く上がる」かのどちらかの軸しかないからです。
そこには、「その人でなければならない理由」はありません。
なので、「もっと早くその仕事をできる人」、「もっと安くその仕事をできる人」との勝負になります。
しかし、社会のレベルは向上する一方ですから、いつかは、「その仕事をもっと早くこなし、しかももっと安くできる人」が現れます。
もっとありていに言えば、単純な集計作業、帳票作成作業等であれば、「エクセルマクロ・VBA」のようなプログラムを書ける人には絶対に勝てないわけです。
望ましくは、自分の仕事に「ルーチンワーク」的なものが多いと感じたら、その仕事を仕組み化し、「もっと人件費の安い人」や「エクセルマクロ・VBA」のようなプログラムにその仕事をさせられるようなポジションを目指すべきです。