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パソコンスキルの心技体

マクロにはパスワードをかけるべきなのか?

2010年12月17日
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ジーザス小川です。

今日の東京は、なかなか寒い日でした。

昼過ぎに出かけたのですが、あまりに寒くて、最初泣きそうになりました。

あまりに寒くて、最初泣きそうになりました。

用事というのは、新しく入居する物件のことでして。
その物件の大家さん(大手の会社です)にお伺いしての、最終面接のようなものでした。

かなり審査が厳しい物件だったのですが。

その面接のあとすぐ、不動産会社の営業さんから電話がありまして。

「無事に審査が通りました」とのこと。

よかったです ヾ(´ー`)ノ

これで入居先も決まったので、明日からは、入居先に入れるオフィス家具のことでまたいろいろ動くことになりそうです。


今日は、先週実施した「エクセルVBAイベントとフォーム」セミナーで、ある受講生の方から出た質問に関連して。

よく、こんな質問をされます↓。

「自分が作ったマクロは、パスワードをかけて、人から見えないようにするべきなのか?」

何かというと。

自分が書いたマクロのプログラムにパスワードをかけて、人から見えないようにできるんですね。

で、その機能、使うべきかってことです。

使うとしたら、「人に勝手に修正させないように」ってのが目的です。

で。

僕はこの件についてはどういうスタンスかというと。

「社内規定で『パスワードをかけなくてはならない』といった決まりがない限り、パスワードはかけないほうがよい」と思います。

何故かというと。

その理由は、主に三つあります。

○あなたが異動したあとも、プログラム自体が、あなたの能力の証明としてそこに残り続けるから
○パスワードをかけないほうが、嫌がられないし、あなたが大物に見える
○自分で手直ししてから文句を言ってくるバカはいない

順番に、解説していきます。

○あなたが異動したあとも、プログラム自体が、あなたの能力の証明としてそこに残り続けるから

あなたも、いつか、そのマクロの管理者としての立場を手放すときが来ます。

そのとき、マクロの中身が見えないままになっていると、誰にもその中身は見えないわけです。

ですから、書いた人がどれだけ深い思考を巡らして、簡潔なロジックにしてシンプルなマクロを書いたのかといったことは分かりません。

そして、そうすると、そのあとでそのマクロを見かけた「目利き」の人も、そのマクロの中身について、評価しようがありません。

例えて言うと、腕利きの時計職人が作った腕時計の中身がどれだけ精巧であろうとも、誰にもその蓋を開けることができない状態では、その職人の本当のすごさは、誰にも伝わらないわけです。

もったいないですよね。

でも、もしそこにすばらしい腕時計という芸術作品があって、目の肥えた批評家がその中身を見て「これはすごい!」と言ってくれれば。

その評価は、もはやその職場にはいない、異動してしまったあなたの評判を押し上げてくれることになります。

言ってみれば、「中身を見ることのできる状態のマクロ」というのは、その場に留まって、あなたをいつまでもクチコミしてくれるツールなんですね。

そのマクロを見た誰から、おもしろいプロジェクトへのお誘いや、条件の良い転職の誘いが突然やってくるかもしれません。

バスワードをかけてしまうと、そんな機会をみすみす逃してしまうことになります。

○パスワードをかけると、嫌がられるし、あなたが小物に見える

そして、純粋に、マクロにパスワードをかけていると、人から嫌がられます。それに、そういうことをする人ってなんか、セコくて小人物な感じの印象を受けますよね。
これも、大きな理由です。

嫌がられるくらいなら、パスワードなんかかけないほうがよいです。

逆に、気前良く情報公開をしていると、あなたへの感謝も集まりますし、あなたも、大きな人物に見られるようになります。

○自分で手直ししてから文句を言ってくるバカはいない

「パスワードをかけないと、勝手にマクロの中身を書き換えられて迷惑です」なんて言う人もいますが。

マクロの中身なんて、知識がない普通の人は書き換えようなんてしないですし、書き換えようとしてうまく行かなかったからって、

「オイ!オマエの書いたマクロ、オレが書き直したら動かなくなったぞ!どうしてくれるんだ!」

なんてバカなイチャモンつけて来るヤツはいませんし、そんなヤツがもし本当にいて困らされたら、上司に言えば、上司が味方してくれるでしょう。

と、いうことです。

○あなたが異動したあとも、プログラム自体が、あなたの能力の証明としてそこに残り続けるから
○パスワードをかけないほうが、嫌がられないし、あなたが大物に見える
○自分で手直ししてから文句を言ってくるバカはいない

上記の件、大事にしてください。

特に大事なのは、

○あなたが異動したあとも、プログラム自体が、あなたの能力の証明としてそこに残り続けるから

↑この理由ですね。

マクロを書くのは、仕事を効率良く捗らせることで、

○より高い成果をあげてキャリアアップの礎にしたり
○より質の高い仕事をする時間を作ったり
○働き過ぎない程度に仕事の量を押さえて、本当にやりたいことのためにもっと時間を確保したり

するためですよね。

その目的を忘れなければ、「パスワードをかけるべきか」とかいう質問に対しても、自ずから結論はでてきます。

今回の場合であれば、「より高い成果をあげてキャリアアップする」ために役に立つより選択は、「パスワードはかけない」というものだ、ということです。

と、言うわけで。

明日から、週末です。この土日は、ひさしぶりに、アポらしいアポもなければ、研修もないという週末。

年末まで、大きなイベントだけでも、

○法人研修
○大分旅行
エクセルマクロ初中級速習コース
○人間ドック

と、いろいろある中で、さらに事務所の移転が入っています。

うーん、いったいどうなるんだろう。。って感じですが。

前倒しで、できることからどんどんやっていこうと思っています。

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コメント

One thought on “マクロにはパスワードをかけるべきなのか?

  1. 1. 技術伝承
    いつもペタを下さりありがとうございます。

    私も自分の仕事のやり方については、原則として公開してみんなで効率的で生産性の高い業務システムを目指しています。

    今、最先端のやり方だっていずれ陳腐化するのだし、システムやプロセスの改善アイデアも複数の視点から集めたほうが完成度は高くなります。

    それに追いかけられないと先を走ろうという気が起きないです。
    http://ameblo.jp/iso17021/

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