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あなたが教えを請いたい相手は、本当にあなたの欲しい成果を出しているだろうか?

2010年10月12日
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以前、NLPのプラクティショナーコースのワークで、こんなゲームをしたことがある。

受講生が5人程度輪になって、与えられた1つのキーワードに対して、各々が思いつくことをどんどん紙に書いていく。

例えば、「お金」なら、「支払い」「収入」「円」「財産」「利息」…という具合に。
「人生」なら「苦しい」「楽しい」「愛」「楽ありゃ苦もあるさ」…という具合に。各々が、思いついたことを紙に書いていく。

そして、1分たったところで、すりあわせを開始する。

すべてのメンバーが同じキーワードをあげていたら、そのメンバーに1点が与えられる。

そして、合計点が一番多いグループが優勝!ということになる。

さてさて。

それで、例えば、8チームあったら、いったい何点くらいが優勝ラインになるだろうか。

…実は、これが、1点取れるチームが1つあれば、いいほうなのだ。

つまり、ほとんどのチームで、5人が5人同じキーワードから連想する言葉はないということになる。

「お金」にしろ「人生」にしろ、頭を振り絞って1分間に40個も50個も思いつくことをあげていったのに、ほとんどの連想された言葉で、「あ、それ私も連想した」と手を挙げてくれるのはせいぜい3人くらいというところで、塾長は、そのとき大変唖然としてしまった。

つまりどういうことかというと、人間、誰もがあるものを見たら同じように考えるのだろうと思いがちだが、その考え方は、実はものすごい錯覚だということだ。

5人の人間がいたら、その全員が同じように物を見ているとはまず考えない方が良い。

————————————————-

さてさて、ところで。

ということで、今日の本題。

「英語ができる」って、どういう状態でしょう?

実は、この、何を持って「英語ができる」とするのかというも、人によってかなり認識が異なる事象の典型例だ。

ある人は、文法なんてデタラメでもとにかく町中で用事が満たせれば良いと考える。

ある人は、町中で用事なんて済ませられなくてよいから、自分の務めている会社の本社のアメリカ人と格式高い英文でメールのやりとりができることと考える。

ある人は、アメリカ人と格式高い英文でメールのやりとりなんてできなくて良いから、英語も米語もインド英語もオーストラリア訛りも「シングリッシュ」も、全部聞き分けられ、ハテは流ちょうに使い分けられることだと考える。

実は、ここに、「英語ができるようになりたい」と漠然と考えている人が気をつけるべきことがある。

「オレに言わせりゃ、英語なんて、簡単だ」と言って自分は英語ができるようになったと主張する人、「彼女は英語が得意です」と言って、ある人を英語ができる人であると主張する人がいたとしても。

果たして、その「英語ができる」とされている人が、本当に、あなたの定義するところの「英語ができる人」なのかどうかは、本来それだけではまったく分からないのだ。

なので、「英語ができる」という人を見かけ、アドバイスをもらうときには、「その人が、本当に自分の求めている成果を出しているのか」ということを慎重に見極める視点を持って欲しい。

これは、何も英語に限らない。
営業制約のスキル、家事、IT技術、スポーツ、武道、おそらく、多くの分野で同様のことが言えるだろう。

また、誰かにアドバイスをもらうときには、必ず、その相手のその人自身に対するセルフイメージをチェックして欲
しい。

「あなたを伸ばす指導者、あなたを潰す指導者」
http://ameblo.jp/kanjizaibosatsu/entry-10671492571.html

「あなたの成功に必要なのは、あなたと、あなたの師匠のセルフイメージの高さ」
http://ameblo.jp/kanjizaibosatsu/entry-10671495598.html

自分のセルフイメージが低く、自分より下に見える誰かを必要としている人間は特に要注意だ。

成果を過剰に演出する人間(自分を平常時より高く持ち上げなければならないと感じている)

自分が出した成果を「ものすごくバカみたいに簡単なことだ」と言っている人間(自分の成果を、自分のセルフイメージに見合ったレベルのものと捉えている)

自分が出した成果を「高度で再現性が難しいことだ」と言っている人間(自分が苦労して得たものを他人が容易に達成することに恐怖を感じている)

といったところは、その判断基準になるだろう。

「あなたが教えを請いたい相手は、本当にあなたの欲しい成果を出しているだろうか?」
「あなたが教えを請いたい相手は、セルフイメージの高い人間だろうか?」

こういうところを意識すると、今のあなたに必要なアドバイスを得られやすくなる。
あなたにも、ぜひ気をつけてもらいたい。

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