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パソコンスキルの心技体

「行動する自分」と「自己批判する自分」

2010年10月8日
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人間の中には、2人の「自分自身」がいる。

1人は自分がしている行動の内容を評価する自分。そしてもう1人は、行動する自分だ。
心理学の世界ではそのそれぞれを「セルフ1」と「セルフ2」と呼ぶ。

「セルフ1」は絶えず批判的で、セルフ1の声がしているとき、
実際の行動を取っている「セルフ2」のパフォーマンスは落ちる。

逆に、人が何かに十分に集中して高い生産性を上げているとき、
「セルフ1」の声は止まっている。

実際の行動を取っているあなたが高いレベルで集中をできているのは、
あなたの行動に対する批判者が横でうるさく言わないからだ。

「セルフ1」を黙らせるためには、いくつかのポイントがある。

まず、過去や未来、あるいは他の場所について考えるのをやめること。

そして、自分の行動の結果について考えるのをやめること。

そしてさらに、意識を「現在、この場所で起こっている何か」に集中することだ。

3番目のポイントについて、この「セルフ1」と「セルフ2」の概念の基礎を作った
テニスコーチ”ティモシー・ガルウェイ”は、
「飛んでくるボールの縫い目を見る」
「スイングの時に自分のラケットがどこにあるかを感じる」
といった方法が有効だと紹介している。

事務職の仕事の場面であれば、その仕事で使う道具のひとつに意識を集中してみる、
変化の起こっている何かに意識を集中してみるといったことが、これに該当するだろう。

今、心の中で言葉を発するのをやめてみよう。舌の動きを止めてみよう。
そして、そのままの状態で30秒過ごしてみよう。
どんな感じがするだろうか。

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