塾長は、前著「英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法」の中で、
「勉強の成果 = 環境 x 集中 x 時間」という公式を提示した。
http://www.konesite.com/eval/notice.html
これについて、最近新たに「CCDの法則」と名をつけることにした。
「CCD」とは、以下の3つの単語の頭文字を取ったものである。
Condition (環境・外部条件)
Concentration (集中)
Duration (持続時間)
学習の成果は、この3つのかけ算で決まると言ってもほぼ過言ではない。
詳しくは前著で述べたが、ここで、成果は、この3つの「かけ算」で決まるということに、ぜひ注目して欲しい。
特に、日本人には、「Condtion」を整えること、つまり、費用をかけて勉強しやすい道具や環境を整えることを軽んじる傾向がある。
「勉強に金をかけないことが美徳」というのは、ハッキリ言えば、トンデモナイカンチガイだ。熱意を持って学習しているあなた自身を、いたずらに「安かろう、悪かろう」な環境に陥れるようなことをしてはいけない。
しかし、実際には、あなたがよく集中し、継続して学習しているのであれば、あなたはそれに見合う環境をあなた自身のために用意するべきなのだ。
そうでないと、あなたは、あなたの努力にふさわしい成果を出すチャンスを逃してしまう。
あなた自身のためを考えるならば、勉強の手段には常に最高の方法を用意したい。
英語の勉強にNHKラジオ講座のテキスト380円にしか投資しないでラジオの前にかじりついているくらいなら、あと1500円ほどの費用を出して音声CDも購入した方が良い。
2000円を出して購入したTOEIC対策の参考書を使ってみて「ヒドい内容だった。失敗した」と思ったら、そこで迷わずもう2000円くらい出して別の本を購入したほうが良い。
Excelマクロを習得したくて膨大な時間を分かりにくいテキストと格闘するのに費やすくらいだったら、達人養成塾の2日間セミナーに参加すべきなのである。
それから、勉強では、「Duration(継続)」が非常に重要である。
これは、あなたが快適に勉強を継続できている時間のことである。「快適な」とは、言ってみれば「高速道路を走っているような状態」のことだ。赤信号で止まり、道に落ちているゴミをよけとしながらの走りでは、短期間で遠くに到達するのは難しい。大事なことは、いったん集中して勉強をはじめたら、ドライブインを見つける度に休息を取るのではなく、息が切れるまで走り続けることである。
ドライブインを見つける度に休憩している車と、行けるところまで到達すべく走っている車では、同じ時間で到達できる距離も自ずと異なる。
一度走り出したら、無駄な休憩は極力避け(Duration)、とにかく集中して走りきることだ(Concentration)。そして、そのときのために、高速道路を整備し(Condition)、車も整備しておく(Condition)べきなのである。
それだけの条件が揃えば、成果は約束されたも同然だ。