NLPの勉強会に行ってきた。
学んだのは、人間がを現実世界を認識するときの「メタモデル」に注目した、クライアントに問題解決のヒントを与える手法。
どういうことかというと。
人が現実世界(というか、その人が認識している世界)を言葉で表現するときには、以下のような情報の欠落が起きる。
○一般化
○歪曲
○省略
例えば、「日本人は謙虚だから国際会議で不利だ」と言えば。(※「だから、私は国際会議では不利だ」と思っていたりする)
○一般化→日本人はみなそうなのか?
○歪曲→「謙虚だから国際会議で不利だ」という因果関係は正しいのか?
○省略→「国際会議」と言ってもいろいろあるけど。。。?
という具合。
このとき、より詳細な情報を説明してもらうよう働きかけ、クライアントが抱える問題をより明確にさせることができる。
○「一般化」されていることについて聞いていく
「日本人は、みな謙虚なんでしょうか?」
○「歪曲」されていることについて聞いていく
「謙虚だと、国際会議に不利なのですか..。どうしてなんでしょう?」
○「省略」されていることについて聞いてく
「なるほど。。。どういった国際会議の場でというお話でしょう?」
などなど。
そうして、問題の核心を明確にしていけば、解決の手法を本人が気がついてくれたり、提案された手法を受け入れる準備ができるようになる。
例えば、「会社のみんなをいついつまでに○○な状態にしなければならない」ということであれば
○「みんな」と言っても、実際は一部のスタッフでOKだったり
○さらに、その期限までに一部のスタッフを、「○○な状態」の前段階まで持っていければOKだったり
という具合だ。
そして、先日のNLPの勉強会でやったことは、このあたりの手法を扱った実践ワークという感じ。
研修や個人向けセミナー中にも、いろいろと受講生の仕事やライフバランスについての相談(というほどでもないが、まあ世間話の延長で)を受けることがある。
そんなときにも活かせるも手法だ。