今日のメルマガでは、パソコン・付属品選びの考え方のコツついて書きます。
というのは、ちょうど、講座で、以下のようなフィードバックをいただいたので。
講義の写経用のPCが持ち運び重視のためsurfaceGOなのですが、
ファンクションボタン(F8など)とHomeボタンなどが同じボタンで、
切り替えボタンを押すともう一度切り替えボタンを押すまでずっと入れ替わったままという状態で、ショートカットキーの相性が悪くて困っていました(こんなにF8とHomeを使うと思ってませんでした。)。
しかし、しばらくして代案を見つけました。
と思ったのですが、やはり代案の方法では、想定した流れ以外の時やちょっとミスした時などに軽快に動くことができませんでした。
今からPCは替えませんけど、コード書くのにショートカットに制約が出てしまうため、ノートPCならある程度のサイズのものが必要なんですね。
(参照元) https://online.pc5bai.com/Movie/index/25/135?id=c11426
Surface Goは、すごくよいマシンだと思います。
Windows10が動く、小型軽量マシン。(本体+キーボードで767g)
タブレットとしても使える。
LTEモデルを選択すると、SIMを挿せば、いつでもどこからでもネットに接続できる。
僕も、去年の夏からずっと、購入するかどうか悩み続けていました。
それで、つい先日、去年の冬に出たFujitsuのノートパソコン「LIFEBOOK WU2/C3」という対抗馬を見つけ、購入したところです。
https://www.fujitsu-webmart.com/pc/ui073?DAI_CODE=2656&ifx=gnSeo
重さは、Surface Goにキーボードカバーをつけたより軽い。(698g)
サイズは、Surface Goより大きい。
キーボードは、Surface Goより打ちやすい。
CPUは、Surface Goよりだいぶ良い。
メモリは、Surface Goよりだいぶ積める。
ただし、ノートPCで、タブレット用途としては使えない。
LTEモデルはない。
値段は、Surface Goよりだいぶ高い。
(LIFEBOOk WU2/C3の最安値モデルで、Surface Goの最高値モデルよりちょい高いくらい)
SSDを換装できるか?等々、細かいところはまだまだいろいろありますが、そんなところでしょうか。
さて、この方の場合、今使われているのはSurface Go。
そして、マクロを書いてみて、キーボードのパフォーマンスにちょっと満足できていないとのこと。
そこから、「今からPCは替えませんけど」、「ノートPCなら、ある程度のサイズのものが必要なんですね」という話の流れでした。
うーん、どうしよう。
僕なら、どうするかな。
ということで、考えました。
以下は、僕からこの方にさしあげた回答の概要です。
僕の統計学の師匠の言葉が参考になるかと思います。
僕の師匠は、「性質がよく分からないときは、データを極端にして考えてみる」ということをよく言われていました。
「データを極端にして」というのは、たとえば、値を極端に大きくする、極端に小さくする、極端に増やす、ということです。
いただいた投稿を読んで、この考え方を応用しつつ僕が考えたことがありました。
以下のことです。
[1] コードを書く量が極端に増えたなら?
[2] レビューすべきコードの分量が極端に増えたなら?
[3] 出先で「写経」する機会が極端に増えたなら?
[4] 「エクセルVBA」という枠を超えて、本格的のシステム開発なら?
となると…。
それぞれについて考えると、以下のとおりでしょうか。
[1]についてはキーボードが良いほうが絶対的に有利。
[2]についてはディスプレイの画素数が多いほうが絶対的に有利。
[3]については軽量ラップトップが絶対的に有利。
[4]についてはCPU、メモリのスペックが高いほうが絶対的に有利(*)。
(*)開発環境が、CPUに負荷をかけ、メモリを食うので
ゲストさんの「ある程度のサイズのノートPC」という言葉も、上のように整理してみると、では、どの要求には十分に応えるか、どの要求にはそこそこで妥協するか、といった方針がより明確になるのではないか?とも感じます。
たとえば、すでにsurface goをお持ちのところ、「キーボードは妥協したくない。でも、出先では写経目的だからそんなに大きいコードは書かない」ということでしたら、Bluetoothキーボードを別途購入し、写経時にはそれを使う、ということも考えられます。
少額の追加投資で、生産性がグン、と上がります。
ThinkPadのキーボードはやはり良いですよ。
以下は、Amazonでの商品例です。
パソコン・付属品選びで迷うとき、よい結論がなかなか得られないときは、このように、利用シーンを想定し、その利用シーンを「極端」にして考えると、さくっと結論を得られることがあります。
僕の場合は、キーボードの打鍵性最重視なので、Surface GoではなくLIFEBOOK WU2/C3にしました。
もちろん、家電量販店で実際に触ったうえで決めています。
(量販店モデル、は LIFEBOOK UH。WU2/C3とほぼ同じです)