週末、「技術書典6」に行ってきました。
https://techbookfest.org/
簡単に言うと、技術書のお祭りです。
「コミケ」がマンガ本のお祭りなら、「技術書典」は、技術書のお祭り。
「ニッチすぎる」とか「ネタはコアだけど、ページ数が少ない」とか、そういう「そのままでは、商業出版のネタにはならなそうなもの」が、同人誌としてたくさん出回っていました。
「実務でガッツリ技術と関わっている人ならでは」なノウハウのつまった小冊子が目白押し。
キャーキャー言いながら、めぼしい本をドカ買いしてきました。
以下は、戦利品の一部。
技術系の勉強は楽しいです。
起動に乗るまではちょっとしんどいこともあります。
が、起動に乗ってしまいされすれば、時間が経つのを忘れてしまうほど楽しいです。そうなれば、こっちのもの。あとは、どんどん上達して、やっていない人との差が開いていきます。
さてさて、ところで。
先日、「Google SpreadSheetでの作業の自動化にも使えるし、プログラミング言語『python』の習得などどうですか?」というメールをお送りしました。
その結果、なんと、30件を超える反応がありました。
pythonは、単なる、エクセルやGoogle SpreadSheetにあるデータの整形とか解析とかだけでなく、
とかにも使える、汎用性の高い言語です。
かつ、技術者の求人も多いです。
ズバリ「エンジニア」としてもそうですし、「データアナリスト」等のマーケティングデータ解析の専門家になるにしても、pythonはあると強力なスキル。
そんなあなたにはうってつけです。
今回いただたフィードバックのうち、一部を紹介します。
Python3をホームページ作成プログラムのため勉強しています。
ですが、Googleスプレットシートで応用出来るとは考えもしていませんでした。
python、是非お願いします。
仕事でGoogleスプレッドシート使います、講座が始まったら受講いたします。
PythonでGoogleSpreadSheetを扱う方法に興味があります。
しかし、Python未経験なため、環境設定から教えてほしいです。
VBA講座で作った伝票マクロや、扱った例題をPythonで作るとどうなるか?みたいな講座もあると習得も早い気がします。
Google Spread Sheetを扱う方法に、大いに興味ありです!
会社はWindows&Excelが当たり前のように使ってますが、起業家の仲間内ではApple&Googleスプレッドシートが当たり前の世界でして。
顧客管理をExcelでしようとしても、仲間にそのフォーマットを共有できないというもどかしい思いをしている最中です。
6分の壁というのも初めて知りました。
言語についてはvbaしか理解できてませんが、Python、先生のメルマガの記事で気になってます。
Pythonはいつか着手しないと!と思いつつ、着手が延び延びになってました。
今、一番気になる言語です。
ただ、今のところGoogleSpreadSheetを開発者として触れる機会はなさそうなので、Pythonメインの授業だったら受講したいのですが、GoogleSpreadSheetとの組み合わせだと悩みどころです。
Pythonについて講座での取扱い非常に興味が有ります。
是非受講したいです。
他言語も習得していきたいと思っています。
宜しくお願いします。
Pythonに興味はありますが、今後実務でどのように生かせるか気になります。
VBAはエクセルを使用しているので大いに役に立っています。
アクセスVBAの講座の方がいいです。
「EXCEL + マクロは習得したい、でもプライベートではWindows は使いたくない(Mac派なので)、Linuxには興味があるけれど、Open Office(Libre Office)は使いたくない」というどうしようもない悩み(?)に悶絶しかかっていたとき、「Google spreadsheet + Pythonってどうなんだろう?」というアイデアに思い至りました。その矢先に今回のアンケートです。
講座を開いていただけるなら、受講を熱望します。
なお、VBAもPythonも、1行も書けません。
..と、こんな感じです。
(もっとありますが、とりあえずこのくらいで)
あと、
python関心あります。何ができるのかわからない初心者ですが。
という方から、「プログラミングのメタ学習方法について教えて欲しい」というリクエストがついでにありました。
「メタ」というのは、要するに、「一般論」のことですね。
ということで。
pythonのこともいろいろ書きたいのですが、そこはおいおい…ということにしておきまして。
今日は、エクセルVBAにしろ、pythonにしろ、プログラミング言語の学習に言える一般論について書きます。
プログラミングスキルが身につきやすい人と、そうでない人がいます。
その差は何か?ということについては、以下の記事が参考になります。
↑エクセルマクロのことを題材に、プログラミング言語全般に共通することを書いています。
上に紹介したページに僕が書いたことを思い切り要約すると、以下のとおりです。
どんなプログラミング言語を学ぶにしても、以下の4つの能力はあったほうが良いです。
また、どんなプログラミング言語を学んでも、上記4つのスキルは強化されます。
そして、強化された上記4つのスキルが、次に新しいプログラミング言語を学ぶときに役に立ちます。
ですので、これからプログラミング言語を学ぶ人は、上に挙げた4つのスキルを日頃から意識して強化してください。
プログラミング言語を学ぶときも、上に挙げた4つのスキルを強化するつもりで学んでください。
僕が経験してきたプログラミング言語を以下に紹介しています。
一般に、プログラミング言語はいろいろ学べば学ぶほど、新しいプログラミング言語を学ぶことは容易になります。
僕の場合も、振り返ると、ここに載せているひとつひとつのプログラミング言語のスキルが、「上記4つのスキル」を強化してくれました。
そして、そのことが、他のスキルを学ぶときのベースになっています。
あとは…。
実務で使うことですね。
平日日中、仕事時間に活用するか/しないか。
プログラミング言語学習初心者の場合は、この差が、スキルが身につくかどうかに大きく影響します。
実は、そういう意味で言うと、初心者の方におすすめなのは、エクセルマクロです。
pythonに興味ある方にも、しっかり学んでほしいと思います。
なぜかというと、エクセルマクロは、ある程度書けるようになると、会社で仕事時間中にいくらでも勉強できるようになるからです。
エクセルマクロを使って仕事で成果を出し続けている限り、仕事中にエクセルマクロをいくら書いていても、誰もあなたに文句は言ってきません。
ネットを使って調べ物をしていても、誰もあなたに文句は言ってきません。
むしろ、「お、仕事で成果を出すためにがんばっているんだな」と、温かい目で見てもらえます。
ところが、python等の他の言語では、そうはいきません。
仕事時間中にpythonの開発環境を開いてガシガシpythonを書いていたら、まず間違いなく、上司に怒られます。
ですので仕事時間以外の時間に練習するしかありません。
この差は大きいです。
会社での勤務時間に、お金をもらいながら、プログラミングの勉強をするのか?
会社での勤務時間外に、プログラミングの勉強をするのか?
最初に学ぶ言語の選択には、そういう視点も持ってもらえれば、と思います。
実際、pythonを学ぶにしても、エクセルマクロのスキルがあれば、習得はだいぶ容易です。