仕事には、いろいろなやり方がある場合があります。
そういうとき、どの方法を採用するか。
分かりやすい指標は、「図にすると単純なほう」を選ぶことです。
そして、自分の仕事は、なるべく、「図にすると単純なもの」にしてから着手すること。
量が多くても、簡単な規則で仕事を進められる仕組みを作ってしまえば、エネルギーレベルの下がっているときの自分でもできるようになりますし、人にその仕事を委託することもできます。
人から聞いた仕事の段取りについてややこしく感じたようでしたら、まずは、図にしてみてください。
フロー図にしてみるとよいでしょう。
フロー図の正式な作法みたいなものについては気にしなくてよいので、まずは、自由に書いてみます。
そして、その図で実現しようとしていることを、もっと簡単な絵になるようなやり方でも実現できないか考えてみます。
そのときは、実際に仕事をするステップだけでなく、beforeの状態、afterの状態にも手を入れるつもりでやるとよいです。
つまり、「before」であれば、手順を簡略化するために、書類の整理方法を変更したり、道具の置き場所を変更したり、あるいは、担当者、作業場、使う道具を変更することまでも含めて検討をします。
また、「after」であれば、例えば、「お客さんの要望を満たす書類であれば、どういう書式でもよい」と考え、では、どういう書式にするのがいちばん簡単か、と検討してみます。
Excelマクロ・VBAで普段から視点でプログラミングをしていると、自ずとそのような視点が身についてきます。
図にしたときに、とても単純で分かりやすいものになっていれば、たぶんその仕事は、容易に高い成果を挙げられるものになるでしょう。